処方箋(にきび)|専門医の内外用治療で再発しにくい肌へ

にきび治療は「原因×重症度×部位」で最適化

にきびは皮脂分泌・毛穴詰まり・細菌増殖・炎症が絡み合う炎症性の皮膚疾患です。当院は外用薬+内服薬+施術を組み合わせ、瘢痕化(クレーター化)を防ぎつつ再発を減らす治療計画を立てます。

主な処方(外用薬)

  • レチノイド(アダパレン/トレチノイン等)
    毛穴詰まりをほどき、
    新生面ぽつを予防。初期は刺激が出やすいため漸増と保湿をセットで。
  • 過酸化ベンゾイル(BPO)外用
    抗菌作用で
    耐性が生じにくいのが特長。単剤またはレチノイド・抗菌薬と併用。
  • 外用抗菌薬(クリンダマイシン等)
    炎症性にきびに短期使用。
    BPOとの併用で耐性対策。
  • アゼライン酸・サリチル酸(肌質に応じて)
    角質ケアと色素沈着ケアをサポート。
※外用は「夜はレチノイド、朝はBPO」など塗り分け設計で副作用と効果をバランス。

主な処方(内服薬)

  • 抗菌薬(ドキシサイクリン/ミノサイクリン など)
    中等度以上の炎症性にきびに
    限定的な期間で使用。外用BPO等と併用して耐性対策
  • ホルモン関連治療(女性)
    周期性悪化・下顔面優位に。
    低用量ピルスピロノラクトン等を体質と禁忌に合わせて選択。
  • イソトレチノイン(重症・再発例)
    皮脂を根本から抑制し
    寛解率が高い一方、催奇形性・乾燥・肝機能・脂質異常など厳格な管理が必須。妊娠可能年齢では事前・定期の妊娠検査と確実な避妊が条件です。
※内服の可否・用量・期間は医師判断。自己判断での服用・中止は不可

施術との併用で“早く・きれいに”

  • アクネ圧出・アクアピール:毛穴洗浄で外用薬の効き目をサポート
  • 抗炎症レーザー/LED:赤み・痛みの軽減
  • ケミカルピーリング(BHA/ブラックピール等):角質リセット
  • 色素沈着ケア(トーニング・ビタミン導入):赤・茶の色残り対策
  • 瘢痕(クレーター):フラクショナル/スキンブースター(ジュベルック等)

診療フロー(目安)

  1. 原因評価(皮脂量・にきび分布・誘因問診)
  2. 外用+内服の基本設計(刺激コントロールと耐性対策を組む)
  3. 施術の併用可否(炎症期は鎮静優先、瘢痕期は再生系)
  4. ホームケア指導(洗顔・保湿・UV・ノンコメドジェニック)
  5. フォローアップ(2–6週ごとに反応を見て調整)

ホームケアの基本

  • 洗顔:朝晩1–2回、摩擦を避け弱酸性を選択
  • 保湿:レチノイド期はバリア重視(セラミド系)
  • UV対策:色素沈着の固定化を防止
  • メイクノンコメドジェニック表示を目安に
  • 触らない:圧出や角栓押し出しの自己処置は悪化・瘢痕の原因

よくある質問(FAQ)

Q. どのくらいで良くなりますか?
A. 外用は
2–4週で兆し、8–12週で明確な変化が目安。内服は計画により調整します。

Q. 抗菌薬は長く飲み続けますか?
A. 原則
短期です。長期は耐性や副作用リスクが上がるため、外用BPO併用と段階的減量を行います。

Q. 妊娠・授乳中でも治療できますか?
A. 使える選択肢が限られます。
レチノイド・イソトレチノインは禁忌です。必ず事前にご申告ください。

Q. 色素沈着や赤みは残りますか?
A. 炎症後の赤・茶は
数か月かけて改善することが多く、必要に応じてトーニング・ビタミン導入などを組み合わせます。

安全管理と検査

  • イソトレチノイン:妊娠検査、肝機能・脂質の定期チェック
  • 抗菌薬:光過敏・胃腸症状・薬疹などの確認
  • ホルモン治療:血栓リスク・既往歴の確認
  • 併用中の内服薬・サプリは必ず申告

料金

  • 初診・再診、外用/内服、施術併用の有無で変動(都度/コース
  • カウンセリング後に最適プランをご案内します

アクセス・日本語サポート

  • 所在地:ソウル特別市 瑞草区 江南大路 509 B棟 4階
  • エリア:江南(Gangnam)
  • 日本語予約:LINE/KakaoTalk/メール
  • 当日予約:相談可